この度、一般財団法人マイナビ世界子ども教育財団(以下、マイナビ財団)は、経済的不安を抱える家庭を含む中学生13名に、「はじめての体験」を通して、『自分』はどんなことに興味があるのか、どんなことが苦手なのかなど、『自分』ついて気づいたり再認識したりする野外体験イベント、「冬の1日アウトドア体験!~自然の中で、はじめてを楽しもう~」を開催しました。本イベントは初開催となります。
当日は、NPO法人国際自然大学校(以下、国際自然大学校)の協力のもと、ドラム缶で作るピザ体験や木の板を火であぶってつくる焼き板体験などのプログラムを実施しました。当日は、あいにくの雨で寒い一日でしたが、子どもたちは積極的にプログラム参加しており、各プログラム時間がたりなくなるほど盛り上がっていました。
【実施背景】
中学生の時期の体験機会は、体験を通じて新しい知識やスキルを獲得したり、社会的なつながりを築いたり、自己肯定感を高める機会にもなります。しかし、経済的に不安を抱える家庭では、学校外の体験機会にアクセスしづらい状況にあります。今回は野外ならではの気づきや学びを得る体験機会として、本イベントを企画・実施しました。
【実施概要】
■開催日
2025年2月2日(日)
■会場
川崎市黒川青少年野外活動センター (住所:神奈川県川崎市麻生区黒川313-9 )
■参加者
過去にマイナビ財団が実施したイベントに参加した中学生、または協力団体から案内した中学生
人数:13名
■プログラム内容
当日は節分ということで節分にちなんだゲームを実施。また野外で実施するドラム缶ピザづくり体験や、木の板を火であぶってつくる焼き板体験を実施しました。野外体験という非日常の体験を通して、「自分」はどんなふうに感じるのか、どんなことに興味があるのか、どんなことが苦手なのか。この先、生きていく中で必ず向き合う必要のある「自分」について知るということを考えるきっかけになるような体験と、「自分」に向き合う時間を設けました。普段関わっている友人や大人とは違ったメンバーと1日を過ごすことで新たな気づきもあったようです。
1.節分ゲーム
アイスブレイクとして、節分にちなんだ玉入れゲームを実施
2.ドラム缶ピザづくり
生地づくりや火をつけるところから、役割分担をしてピザづくりを実施
3.焼き板づくり
板を火で焼き、すすをこすった後、絵の具で好きな絵をかきオリジナルプレートを作成
4.「自分」について考えるワーク
体験を通して感じた「自分」について振り返る時間。班ごとに共有も実施
【開催時の様子】
【参加者の感想】
参加した子どもからは、次のような感想が聞かれました(抜粋して記載しています) 。
他にも、子どもたちからは、「来てよかった」「時間が足りない」といった声も聞かれました。短い時間ではありましたが、すべての子どもたちが『自分』についての気づきを得ることができ、体験機会の大切さや必要性を改めて感じる時間となりました。
マイナビ世界子ども教育財団は、今後も経済的不安を抱える家庭の子どもたちに寄り添い、健やかな成長のサポートを通じて、貧困解決の一助となることを目指し、社会課題の解決に寄与してまいります。
——————————————————————
【イベント主催】
一般財団法人マイナビ世界子ども教育財団
【イベント協力】
NPO法人国際自然大学校
【告知協力】
公益財団法人あすのば、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、一般社団法人チョイふる、特定非営利活動法人 BORDER FREE
——————————————————————
【一般財団法人マイナビ世界子ども教育財団】
株式会社マイナビがこれまで積み立ててきた「世界の子供教育基金」を元に、さまざまな問題により教育を受けられない子どもたちに教育の機会を提供していくことを目的として2016年に設立。日本国内および海外における教育支援活動等に関する事業を行い、子どもが教育を受ける機会の提供を通じ、健やかな成長と就労を促進することを目指しています。