一般財団法人マイナビ世界子ども教育財団(以下、マイナビ財団)は、経済的な理由などさまざまな事情から体験機会が限られている家庭を含む中高生を対象に、表現することの面白さを知るキャリア教育イベント『せっけん粘土ワークショップ』を開催しました。本イベントは、株式会社マイナビ(マイナビアートスクエア)協力のもと、マイナビアートスクエアにて実施されました。
【実施背景】
夏休みは子どもたちにとって、さまざまな体験機会が得られやすい時期です。しかし、経済的に不安を抱える家庭など様々な事情で、学校外の体験機会にアクセスしづらい状況のこどもたちがいます。より多くの子どもたちに体験機会を提供したいという想いから、本イベントを開催しました。
また、協力企業である株式会社マイナビも、マイナビアートスクエアを通じて、こどもたちにアートをはじめとした多様な体験の場を届けたいという想いを持っており、そうした両者の想いが重なったことで、本イベントの実現に至りました。
【実施概要】
■開催日時:
2025年8月24日(日)14:00~16:30
■会場:
マイナビアートスクエア(東京都中央区銀座四丁目12番15号 歌舞伎座タワー22F)
■参加者:
これまでマイナビ財団とつながりのある中高生とその家族
計27名(こども16名、保護者11名)
■プログラム:
本イベントでは、アーティストの土屋未久さんをお招きし、土屋さんのお仕事やキャリアの紹介と、実際に粘土を使った造形・絵画制作を体験するワークショップを実施しました。
●土屋さんのお仕事&キャリア紹介
アーティスト 土屋未久さんによる、創作活動や仕事の内容、これまでのキャリアについてのトーク。
●制作ワークショップ
粘土を使って小さな造形物をつくり、その造形物をもとに絵を描くという、土屋未久さんの制作プロセスを実際に体験。参加者は、色や形、質感などを自由に工夫しながら作品づくりに取り組み、自分らしさを表現する楽しさを体験しました。
●作品鑑賞
制作後には、他の参加者の作品を見て回る時間を設け、それぞれの視点に触れることで新たな気づきが生まれる場となりました。
<アーティスト紹介>
土屋未久
1991年愛知県生まれ。2015年京都精華大学芸術学部メディア造形学科版画コース卒業。2013年ユトレヒト芸術大学(HKU)交換留学。
頭の中で粘土のようにこねたモチーフたちを、自身の空間に配置し、絵に描きおこすという独自の制作スタイルを持つ。「絵を通して、自分も他者も見たことのない知らない場所へ連れていきたい」という想いのもと、創作活動を続けている。
【参加者の感想(一部抜粋)】
参加者からは、「近くの人と話したり、形を考えたりすることは授業とはまた違った楽しみがあった(高1、女)」「人の面白い作品を見られた(中1、男)」「知らない分野にも積極的に取り組みたい(高1、女)」といった声が寄せられ、アートを通じて、自分と向き合うきっかけをつくる、柔らかく開かれた時間となりました。
マイナビ世界子ども教育財団は、今後も経済的不安を抱える家庭のこどもたちに寄り添い、健やかな成長のサポートを通じて、貧困解決の一助となることを目指し、社会課題の解決に寄与してまいります。
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【イベント主催】
一般財団法人マイナビ世界子ども教育財団
【イベント協力】
株式会社マイナビ(マイナビアートスクエア)
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