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ミャンマー北部チン州にて学校校舎を建設

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)はこれまで、当期純利益の1%を「世界の子供教育基金」として積み立て、さまざまな問題により教育を受けられない子供たちのために教育の機会を提供していくことを目指してまいりました。この度、一般財団法人マイナビ世界子ども教育財団を通じ、「世界の子供教育基金」を活用してミャンマー連邦共和国に学校校舎を建設しました。弊社がミャンマーで学校校舎を建設するのは、今回で3校目です。

■ 新たな支援地 ミャンマー北部チン州

今回校舎を建設した「レーカウン準中学校」は、ミャンマー北部チン州にあるレーカウン村にあります。ヤンゴンから飛行機で1時間20分、車で約6時間山道を登ったところにあります。チン州は、ミャンマー国内でも最貧地域で、交通の便も悪く、国際機関やNGOの支援が限られている地域です。

■ レーカウン準中学校の建設背景

レーカウン準中学校では、幼稚園~8年生(中学3年生)まで約120名の生徒が学んでいます。木造校舎が2棟ありましたが、そのうち1棟の老朽化が激しく、入口の階段や一部の柱は傾いており、大きく損壊する危険がありました。壁材や床材は腐敗により隙間ができ、大きな穴はビニール等で塞いで対処していました。また、雨季には雨が吹き込み、窓がないことから室内が暗くなるなど、授業に支障をきたしていました。建設にあたり、現地で活動するNGO団体・地球市民の会に建設進行管理を委託し実施しました。新しい校舎には、1棟3教室を建設し、生徒たちは明るく安全な環境で授業が行えるようになりました。また校舎建設の他に、教室の近くに新しいトイレを4つ設置しました。

■ 新校舎開設式典の様子

2019年12月5日(木)、現地で新校舎開設式典を行いました。式典当日は、生徒や教師、地域住民の皆さんに加え、国境省ミンダ県代表代理、教育省教育局ミンダ地区代表、チン州政府州議会議員などの来賓と共に完成を祝いました。教育の大切さをまとめた冊子『Power of Education』を配布し、同内容を映像化したものを子どもたちと共に鑑賞しました。また、弊社社員有志から文房具をプレゼントしました。

■ マイナビ世界子ども教育財団のミャンマーでの教育支援活動

マイナビ世界子ども教育財団は持続可能な開発目標(SDGs)を支援し、2016年よりミャンマーで教育支援活動を行っています。

これまでの校舎建設学校
2018年3月 ウードゥー 準高等学校 (ヤンゴン管区 タイチー郡区 ウードゥー村)
2018年6月 チャンキンミャウン 準中学校 (シャン州 ピンダヤ郡区 チャンキンミャウン村)
2019年12月 レーカウン 準中学校 (チン州 ミンダ郡区 レーカウン村)

マイナビおよびマイナビ世界子ども教育財団は、今後も教育を通じて貧困解決の一助となること目指し、学校建設の他、貧困層向けの教育奨励事業、日本語教育事業などに取り組んでまいります。

【一般財団法人マイナビ世界子ども教育財団】
株式会社マイナビがこれまで積み立ててきた「世界の子供教育基金」を元に、さまざまな問題により教育を受けられない子どもたちに教育の機会を提供していくことを目的として2016年に設立。日本国内および海外における教育支援活動等に関する事業を行い、子どもが教育を受ける機会の提供を通じ、健やかな成長と就労を促進することを目指しています。